2月で一旦休館になるという、御茶ノ水の山の上ホテルへ行ってきました。

建物の設計は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。滋賀を中心に関西などが多いのですが、日本各地に数多くの西洋建築を残した名建築家です。メンソレータムを日本に普及した実業家としても活躍されていたそうです。

mtでのイベントや展示は名建築で行われることも多いおかげで、建築への興味が広がりました。（次回のmtの新商品展示会はフランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館ですね！）

山の上ホテルは学生時代に、テストの後などたまのご褒美として館内のカフェに行っていた、思い出深いホテルです。休館前になんとしても行かねば！と思っていました。

館内、ロビーの様子です。レトロモダンな古い家具や調度品がいい雰囲気です。

そして、クラシックホテルならではの建物のディティールが本当に素敵です。天井のステンドグラス、床のタイル、階段の装飾など、細かいところまでいちいち目が離せません。

創業70年を迎え、休館となるまでの間、１階ロビーや地下の廊下スペースで、山の上ホテルの歴史展示が行われていました。

これは紙モノ好き必見！昔のホテルのパンフレットやポストカードなどがガラスケースに並んでいました。独特のレトロなデザインが味わい深いです。

ドアハンドルに掛ける「起こさないで下さい」表示や、マッチ、コースターなどなど。描かれたイラストや色使いがなんともいい感じで、デザインとして惹かれます。

このほかにホテルの設計図や昔の写真、ゆかりの深い数々の文豪によって書かれた文章などが展示されていました。

もうすぐ休館ということで、人気のカフェは長蛇の列でしたが、友人の多大なるご好意により、席に着くことができました。憧れのプリンアラモード！！昔懐かしい、というよりも、プロの仕事で丁寧に作られた本格的なお味。プリンはきちんと卵の味がして甘さ控えめ、一方バニラアイスはコクがあってしっかり甘い、シュークリームはスワンの首までカリッと香ばしくて、本当にとても美味しかったです。フルーツひとつひとつまで素材が吟味され、添えられたミントもフレッシュで清々しい！老舗ホテルの誇りが感じられました。

カフェで使われていたコースター。何気ないシンプルなデザインですが、可愛いですよね。そして下に敷かれたレースは紙じゃなくてちゃんと布製。しかもよーく見るとバラの下の部分が「HILLTOP HOTEL」ってちゃんと編み込まれているんですよー！これにはびっくり。

2024年2月13日から休館になりますので、ご興味ある方はその前にぜひ行ってみてください。

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山の上ホテル

https://www.yamanoue-hotel.co.jp/