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COLUMN
コラム 2013年10月

外苑前にあるdoinelは、自然派のワインや食材、雑貨、アンティークなどを扱うお店です。

こちらで陶芸家・鹿児島 睦さんの展示が開催されています。

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鹿児島さん、陶芸家といっても陶芸には収まらず、幅広い活動をされています。

今回は「鹿児島 睦の図案展」というタイトルで、模様やイラストにスポットを当て、

唐紙職人、インテリアデザイナー、アートディレクターという、

全く異なる3組のクリエイターとコラボレーション。

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カラフルで独特の質感のこのパネルは、全て唐紙です。

京都・西陣の工房「かみ添」との協業による作品。

イチジクをモチーフにした図案を、素材の持ち味を出しつつ、自由な色と配置で表現し、

和とも洋ともつかない(北欧ぽくも南米ぽくもインドぽくもあるような)

不思議な世界が広がっています。

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お皿に描いた絵を図案と見立て、写真に撮ったものを紙の上に配置。

お皿という立体だからこそのゆがみや、陶器の質感などが紙にほんのりと表現され、

直接イラストを描いたのとはまた違う風合いがあります。

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鹿児島さん本人によるライブペインティングも開催されました。

描き始めるとき、全体の大まかな構図はだいたい頭に入っている、という鹿児島さん。

すいすいとためらいなく流れるように描く姿が印象的でした。

展示は10月27日(日)まで開催しているので、興味のある方はぜひ。

 doinel

http://doinel.net

有楽町のLOFT奥に「MOLESKINE ATELIER(モレスキン アトリエ)」というのがあるのをご存知ですか?

手帳のブランド・モレスキンが一同に並ぶショップです。

ほとんど全てのカテゴリーの商品が揃うだけでなく、

ここだけの限定販売や先行販売なども行い、モレスキンの情報発信地となっています。

オープンして1周年の記念パーティーがあったので行ってきました。

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来年度の手帳もずらっと並んでいます。

無駄のない研ぎ澄まされたデザインは、やはり伝統と品格を感じさせます。

余計なことをしてない、潔いシンプルさがやっぱりいいなぁと思ってしまいます。

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といっても、こういうお茶目商品もあります。星の王子さま、そしてスヌーピー!

でもモレスキンが作ると、どことなくスタイリッシュなんですよね。

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こちらはスターウォーズのヨーダとダースベイダー!!

帝国軍や同盟軍のエンブレムが施されたステッカーも付いてきます。

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こんなのもあります。レシピ、ファッション、チョコレートなどの特定分野を分析する専門ダイアリー。

ワイン、映画、ガーデニングなど様々なジャンルがあります。ちょっとマニアック!

そして、このモレスキン アトリエでは、様々なアーティストを招いたり、

メーカーとコラボしたワークショップも開催。

この日は、プロ向けのデジタルプリンターを使った印刷工場型SHOP「Happy Printers」による、

印刷のデモンストレーションが行われていました。

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プリンターの上にモレスキン手帳を置いて、直接表紙に印刷ができます。

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このプリンター、立体物にプリントできてしまうそうで、木材、アクリル、金属など

様々な素材へのプリントが可能だそうです。iphoneカバーにプリントしたり、

布にプリントしてクッションやカーテンにすることもできたり。

今後、モレスキンアトリエで以下のようなワークショップを開催していくそうです。

●10月「Letter Press」

手動式活版印刷機を使ってダイアリーやノートに名入れをしましょう!実際に機械操作も体験できます。

●11月「Like a painting」

プロ向けプリンターを使って、お持ち込みのデータをプリントできます。あなただけのオリジナルノートを作りませんか?

●12月「The Printing Laboratory」

大人気のシルクスクリーンアーティスト「間弓浩司氏」を招いて、同氏オリジナルデザインの図案をシルクスクリーン印刷によって好きな位置にプリントし、自分だけのカスタマイズを楽しめます。

来年のダイアリー探しの合間に、ちょっと遊んでみるのも楽しそうですね。

MOLESKINE(モレスキン)

http://www.moleskine.co.jp

鳥取県の岩井温泉で売っているお土産「ゆかむり煎餅」。

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なんともほのぼのなこのイラスト。岩井温泉は1300年の歴史を持つ、

山陰最古の温泉で、イラストのように頭に手拭いを載せて、柄杓で湯をかむるという、

江戸時代より続く不思議な風習があるんだそうです。

「ゆかむりの唄」というのもあって、100番近くあり、唄いながら踊るんだそうです。

そんなに長く唄って踊ってたら、なんだかのぼせちゃいそうな気もしますが・・・。

イラストで描かれているのは木の人形で、現地に行くとお土産で売っています。

下のヒモを引っ張ると踊るらしいです。

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箱を開けると、中もかわいい。縁がレースで縁取りされているんです!

昔ながらの店ですが、このセンス、いいですね。(写真がぼやけてゴメンナサイ)。

中の包みにもゆかむり人形の絵が描いてあります。

表面に生姜を塗った、軽い食感の瓦煎餅で、上品な生姜の香りがふわりと漂います。

ぱりぱりっと薄く軽やかで、生姜のキレと甘みが程よく、

あっという間に食べてしまいました。

現地へ行かないと買えない、旅のお楽しみです。

プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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