mt masking tape

COLUMN
コラム 2016年2月

六本木にある21-21 DESIGN SIGHTにて、「雑貨展」開催中です。

内覧会に行ってきました。

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入ってすぐ、荒物売りの行商のごとく、大八車がどどーん。

「松野屋」の力作です。

これらは実際にお店で扱いのあるもの。

カゴ、ほうき、ブリキのバケツなど、日本やアジアに昔からある定番の生活用品が、

もうこれ以上乗らない!というくらいぎゅうぎゅう詰めに盛りつけられています。

アジアの街角で、そういえばこういう車たまに見ますねー。

生活臭がむんむんとして、雑貨の原点を感じさせる、魅力的なディスプレイです。

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その時代ごとの雑貨のトレンドを表した「雑貨のルーツ」コーナー。

北欧とか、民藝とか、今も変わらず人気がありますが、

昔にも大ブームがあって、そこから進化していることが分かったり。

こんなの流行ったよねーと懐かしんだり、昔のものに新たな発見があったり。

明快で分かりやすい展示です。

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「D&DEPERTMENTが考えるコンビニエンスストア」。

ナガオカケンメイさんの絶妙なセレクト。

「家にある、必要以上に複数ある、使っていない生活用品を集めた」と解説にありましたが、

なんか不意に手に取ってしまう雑貨的な生活用品がずらっと並んでいます。

個人的には100円ショップのような印象も受けたのですが、

そういえば100円ショップのラインナップって、

必要以上につい買ってしまうものを集めているかも・・・。

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こちらは雑貨店店主やデザイナー、料理家、スタイリストなど、

この業界を牽引するキーパーソンたちが考える「雑貨」とは?を表現した

「12組による雑貨」。

その中で個人的にとりわけ惹かれた「森岡書店」の森岡督行さんの展示。

森岡書店があるのは銀座、というわけで、

昭和28年頃の古い銀座の細長い地図をテーブルの真ん中に置き、

その回りに現在銀座で売っている雑貨を並べて展示したもの。

そして地図の文字を見られるようにと置かれた虫眼鏡を覗いて見ると、

今は亡き「○○雑貨店」の文字が浮かび上がってくる・・・

テーブルの上で銀座の今と昔を行き来する、

ストーリー性があって、不思議なワクワク感を感じさせてくれる展示でした。

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こちらは料理家・たかはしよしこさんの展示。

無国籍に色々なものが入り交じっていて、その人らしい生活感があります。

料理のいい匂いが立ち上ってくるような、普段の暮らしを感じさせてくれる展示でした。

ネタバレするのでこれ以上はご紹介しませんが、

他にはペーパースカイ編集長ルーカスさんや、オリーブ少女憧れのスタイリスト・岡尾美代子さん、

ラウンドアバウトの小林和人さん、YAECAの井出恭子さんなどなど、

魅力的な方による展示が目白押しです。

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これだけ雑貨の大洪水を見ると、物欲が湧いちゃってしょうがない感じになってくるのですが、

1Fにはショップもあります。こちらはmethodの山田遊さんプロデュース!

荒物や文具、オリジナルの雑貨手ぬぐいまでありました、笑。

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mtもショップにチラリと陳列。

フィリップ・ワイズベッカーさんのイラストmtです。

とにかく雑貨好きは必見の展示ですので、ぜひ行ってみて下さい。

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雑貨展
2016年2月26日(金)〜6月5日(日) 火曜休
10:00 - 19:00(入館時間は18:30まで)
http://www.2121designsight.jp/m/program/zakka/
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
03-3475-2121
一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料

イラストレーターの友人がパン屋さんで作品展を開いているというので、行ってみました。

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青山の裏通りにある、こじんまりとかわいいパン屋さん「パン・オ・スリール」。

カフェもあって、まったり過ごせます。

パソコンで仕事している人もいれば、幼稚園帰りの子供とお母さんがほのぼの寛いでいたり。

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友人であるsoramame*さんと、アーティストの西村公一さんの2人展です。

西村公一さんは、♡(ハート)をテーマに作品作りをされているそうで、私も今回初めて見ました。

マスキングテープでハートを描くワークショップなども開催しているようですよ。

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中へ入ると大きなハートがあちこちに!ふわーり浮かんでいるようです。

ハートの中にsoramame*さんの作品が展示されていました。

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カラフルなマスキングテープをびっしり貼って、ハートを形作っています。

ふわっと可愛らしいパステルカラーで、おとぎの国のようなsoramame*さんの作品にもぴったりマッチ。

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かなりゆっくり見てしまいました。

パン屋さんなので、soramame*さんの絵はパンをモチーフにしています。

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どこか懐かしいような、キュンとするくすぐったさのようなものがあります。

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西村さんの作品は、ひたすらハート。

これだけテープを貼るのも、大変だったのでは。

パッチワークみたいな、または裂織みたいな色と質感が面白いです。

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soramame*さんのポストカード、西村さんの絵の販売もされています。

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パンも美味しく頂きました。

ツナとクルミのハニーマスタード和えサンドに、カボチャのポタージュスープ。

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抗がん剤で髪を失った方に、タオルの帽子を作る「team apop」の活動にも賛同しています。

店内で必要な方は帽子を利用することができ、帽子を作るワークショップもあるそうです。

展示は3月13日(土)まで開催しているので、

ご興味ある方は、お茶がてらにでも、ぜひ見に行ってみて下さい。

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会期:2月9日(火)〜3月13日(土)
日、月 定休日 祝日は営業(2月11日)
    8:00~20:00
パン・オ・スリール 
http://pain-au-sourire.jp/

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東京・湯島の「3331 Arts Chiyoda」で開催されているmtの展示に行ってきました。

元は学校だった建物を、アートを中心とした多目的施設として活用しています。

さっそく中に入ってみると・・・

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?????

ぎゃー!!!

なんなんですか??これ??

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一瞬タイルかとも思ってしまいますが、これ全部mt貼ってるんですよね。

はあああ〜。

すごい。

とにかく、すごい。

スタッフのみなさんの苦労が偲ばれます・・・。

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かなり広い空間がmtでデコレーションされていました。

最初っからこうだったんじゃないかと思ってしまうくらい。

地下鉄の通路とか、もうmtでいいんじゃないかと思ってしまった。

というか、本当にmtで装飾したら、公共施設も面白いことになるんじゃないかなー。

(あ、今春、岡山のJRがなんだかすごいことになるらしいですが・・・)

ときには美大生とか、絵の好きな人に公共の空間を開放してみるとか。

月代わりで、デザイン変えたりして。

ただし、ひたすら貼る労力はかかりますけれど・・・。

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むむむ、さらに奥にも部屋がある。

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こういうの、現代アートっていうんでしょうか。

でも、素材がmtっていうのが、どこか小難しくなく、日常の延長のようで親しみ持てます。

単純に、わー面白いっ!!って思っているだけでいい気楽さ。

しかし、なぜかちょっと落ち着かない。

直線だからか??

ここに長時間閉じ込められたら、おかしくなるような気がする。

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そして、さらに奥の部屋へ行くと、

いきなり落書きし放題!!!

さっきまでの、平衡感覚失いそうなキリキリ直線の白黒ワールドから、

これでもか!の混沌とした俗な世界。

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このコントラストが強烈。

さっきまでの緊張から、ぶわっと開放されたような。

直線はずっと見てるとやっぱり疲れる。

ルールだらけの社会のようで。

人間が素に生きる世界はやっぱりこっちかなー。

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落書きワールド、妙に落ち着く・・・

自由っていいなあ。

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ワークショップのスペースもあって、人がわんさか!

それぞれ、mtをつかって自由に工作しています。

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そしてもちろん、mt販売スペースもありますよ。

今回のインスタレーションをイメージしたmtも売ってました。

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こちらはmt CASAのコーナー。

インテリア用のmtで、これは四角いパネルのようになっているのがユニーク。

パッチワークのようにツギハギに組み合せてもいいし、

同じ絵柄で埋めれば、すっきりと統一感のある部屋になります。

芝生や地面みたいなデザインもあって、床に使えるのも面白い。

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お買い物はこちらのカゴに入れて。

この手作り感が萌えます。お母さんが作ったみたいな。

スタッフさんが頑張ったんだろうなあ。

開催は2月9日(火)までなので、あと少しですが、

ご興味ある方はぜひぜひ、この不思議空間を体験してみて下さい!!

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3331 Arts Chiyoda

http://www.3331.jp

プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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