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COLUMN
コラム 2016年5月

「BATOMA CHIRISTMAS」へ行ってきました。

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クリスマスを先取りするギフトやオーナメント、食など、約50社が集まる合同展示会です。

主催はアッシュ・ペー・フランス。

バイヤーさんを主体としていますが、一般の人でも入場できて、購入することもできる、

フランクな雰囲気の展示会です。

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毎回内装ディスプレイがとても凝っています。

これを見るだけでも来る価値あり。

これから夏ですが、そこを一気に通り越して、

クリスマスの気分を盛り上げるような、幻想的なイルミネーション。

(ちゃんとイルミネーション会社の方も来ていて、灯りの販売をしていました。)

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クリスマスですね〜。

お菓子の家のようなカラフルさが可愛いです。

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オーナメントの展示・販売も。

手吹きガラスの繊細な質感のオーナメントでした。

クリスマスのディスプレイ商品は多種ありましたが、

他には主にギフト商品が多く展示されています。

アッシュ・ぺー・フランスならではの視点が織り混ざり、

クリエイティブで個性的、アート的な要素を含んだものが多くみられます。

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こちらは今回最高にテンションが上がった、チョコレートのパッケージ。

イタリア・シチリアのチョコレートメーカー、ボナイユートのパッケージがリニューアル。

ボナイユートといえば、1880年創業の老舗ドルチェリアで、

砂糖のジャリジャリした食感が特徴の「古代チョコレート」を製造しています。

レモン、オレンジ、ピスタチオなど、その土地の素材を使った、

様々な味わいのチョコレートを作っており、

以前はもっとキリッとモダンな印象だったのですが、

今回もう少しクラフト的な柔らかい雰囲気になりました。

素材をイメージしたイラストが模様になっています。

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ちょっと写真があまり良くないですが、こちらはメキシコのチョコレートだそうです。

なんともアートなデザイン!!

絵の具をぶちまけたような斬新なデザインがチョコレートにも施されています。

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そしてこちら、大理石のようですが、石けんです。

カンボジアで採れた天然の搾りたてココナッツオイル、

自然の牧草のみで育てた牛の脂を使った最良のピュアオイルを主成分として、

独自に配合しているそうです。

希少な野生の蜂蜜を使ったものや、ハーブを混ぜ合わせたものもありました。

パッケージも美しく、プレゼントしたくなる石けんです。

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こちらはポルトガルのオイルサーディン。

様々なアーティストがパッケージデザインを手掛けています。

トマトソース、レモン漬けなど、いろんな味わいがあり

それぞれをイラストで表現しています。

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フランス産のヴィーガンスナック。

食べるシーンや人物をイメージしてパッケージにイラストが描かれています。

ユニークで愉快な雰囲気ですね。

オリーブ、トマト&バジル、オニオン、クミンなど、フレーバーは8種類あるそうです。

とても食べやすく、お酒のつまみにも良さそうです。

毎回楽しみな展示ですが、今回も面白い商品にたくさん出会えました。

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BATOMA CHRISTMAS

http://www.batoma.com

鳥取に住む友人の山本 萌さん。

お子様の1歳の誕生日に手作りしたという絵本がすごく素敵なんです!!

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おっぱい絵本です!!

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素朴だけれど、デザインとしてパンチがあります。

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あまりに素敵なので、ページをばばーっとご紹介。

色使いもセンス良くカラフルで、お母さんの素直な感動と優しさに溢れていて、

気軽な手作りとは思えない精巧さ。

これもう本当にどこかで販売したほうがいいと思うくらい。

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作るきっかけは、息子さんの1歳の誕生日プレゼントに。

「この1年での不思議な感覚を残しておきたいと思い、テーマは "おっぱい"にしました」とのこと。

「授乳中は "ああ眠いなあ"と "ああかわいいなあ"が行ったり来たり。

大変で、楽しくて、不思議な時間。息子は、ウトウトしながらグングン吸います。

その、やわらかい感じ、力強い感じを表現しました」

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工夫したことは、色えんぴつ、クレヨン、色紙、絵の具...など、いろんな画材を使ったそうです。

「マスキングテープも大事な画材のひとつでした。

色として、線として、テクスチャーとして。

マスキングテープがあるだけで、ふわっと広がるだけになりがちなページが、

引き締まり、とても助かりました!

金色や蛍光オレンジのマスキングテープは、他の画材にはない色味で、気に入っています。

マスキングテープの上にクレヨンで描くと、見たことのない色合いになるんだなあ等、

細かい発見があり、楽しかったです」

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いろんな素材をコラージュ的に複雑に組み合せているからか、

表現に深みが出て、色彩が柔らかく豊かで、奥行きが感じられます。

見るほどにワクワクして、引き込まれてしまいます。

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こちらも息子さんへのプレゼント。誕生日の王冠だそうです。かわいいですね。

東京・二子玉川の高島屋の裏にある小さな商店街。

意外といいお店が多く、久しぶりに来たのでちょっと散歩してみました。

そうしたら、豆腐屋さんのガラス扉がいきなりこんなことになってる!

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マスキングテープで描かれた大きなハートです。

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すごく緻密に作られています。

近づいて見ると、色々な色や柄を重ねていてきれい。

なんだかほのぼのとした気分で振り返って見ると、

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あれ?中華料理屋にもハートが!

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で、寿司屋の壁にも小さくハート!!

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近づいたら、ちゃんと寿司のマスキングテープを使っている!!

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ちょっと歩くと、これもまたすごい凝ったハート!!大作です。

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薬屋さんでした。

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その後も、商店街のあちこちでハートを見つけました。

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あれ?こんなところに?という感じで、偶然見つけると嬉しい。

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これ実は、「FutakoHeart Street(フタコハートストリート)」というイベントで

街をハートアートで満たして、心温まるストリートにしよう、という試み。

2月に行われたそうですが、その後も剥がさず、そのままにしているお店が多いみたいです。

誰でも気軽にできて、剥がすのも簡単だけど、

そのまま飾っておいてもキュートで、ぽっと温かな気分になりますね。

街の人々の気持が伝わる、粋な試みだと思いました。

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FutakoHeart Street

https://www.facebook.com/FutakoHeartStreet/

プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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