mt masking tape

COLUMN
コラム 2022年2月

d47 MUSEUMで開催されている日本ワイン展を観に行き、

うっかり長々と続けてしまったワインラベル紹介シリーズ、今回で終わりにします。

「レトロクラシック編」「ネイチャー・ナチュラル編」「シンプル・グラフィックデザイン編」に続き、

最終回「アート・イラスト編」です。

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北海道の10R ワイナリー。栃木のココファームワイナリーにいた醸造責任者のブルース・ガットラヴさんが、

北海道のぶどうに魅力を感じ、立ち上げたワイナリー。

カスタムクラッシュワイナリー(受託醸造所)という取り組みもユニークで、

将来的にワイン造りを目指している生産者にとっては、学びと実践の場になっているようです。

もちろんブルースさん自身のオリジナルワインもあります。

上写真のラベル、ネイチャー編ともちょっと被るかな?

葡萄畑と空に飛ぶ鳥をイメージしたようなイラストで、とてもシンプルなラベルですが、

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こんな感じに、過去のラベルもいろいろと展示されていました。

こちらはなかなか個性的なイラストです。帽子の人はブルースさんでしょうか。

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私の大大好きな、宮城県のファットリア・アルフィオーレ

元小学校の体育館を、すっごいお洒落な醸造所にリノベーションしているんです。

数年前に訪問したことがあり、試飲できるワインを片っ端からしこたま飲んでしまった記憶・・・。

本当は、ネコ柄のイラストが影のように描かれたシリーズも好きなんですが、

今回展示されていたのは、印象派の水彩画のような柔らかくてシンプルなデザイン。

ワイナリーの姿勢を反映したような、清々しい潔さを感じます。

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これまたかなり個性的なラベル。大阪のフジマル醸造所

このラベルの絵、一体何の絵なんでしょうね?ちょっと不思議で抽象的なイラストです。

フジマルさんの醸造所は大阪の街中にあって、レストランも併設されており、

レストランの窓からワイン造りの様子がうかがえるという楽しさ!

2号店として東京・清澄白河にもレストラン店舗と醸造所があります。

大阪はそもそも、ぶどう栽培で120年の歴史があり、生産量もトップクラスだった、というのは、

現地へ行くまで知りませんでした。柏原市にものすごい急勾配の葡萄畑があります。

現在は農家さんがどんどん減っていて、耕作放棄地も増えているそう。

フジマル醸造所はそんな耕作放棄地を救済してワインを造っています。

上記のワインは100%大阪のぶどうを使用。(東京の醸造所は山梨など関東・東北等のぶどうを使っています)

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三重県の国津果實酒醸造所

2018年の設立で、比較的新しいワイナリーです。

数年前に熊本でここのワインを偶然見つけ、それ以来ずっと気になっているワイナリーです。

こちらも廃校になった小学校を醸造所にして、委託醸造も受け付けているのだとか。

ジャック・タチの映画「僕のおじさん」を思い出すような、ほのぼのしたイラストがキュート。

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楽しそうなイラストの小瓶が登場。福岡のStudio gogo winery。

うーん、聞いたことないなあ、と思っていたら、

こちら福岡で地元を盛り上げている、とどろき酒店が始めたワイナリーなんだそうです。

そういえば、以前からとどろき酒店のオリジナルワインがありましたが、

以前はプロデュースだけで、別の県で委託醸造していたような。

それが長年の夢叶い、ついに醸造免許を取って、2021年から始動したそうなんです!熱いです!

使っているのはもちろん、福岡産のぶどう。

是非とも飲んでみたいけど、販売はしていなかったー!

今後も大注目のワイナリーです。

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ワインラベルは動物イラストも多くて、動物編もやろうかと思ったけど、

もうあまりに長くなるので、チラッとだけ。

愛知県のアズッカ エ アズッコ(風の丘のワイナリー)。

ちょっとイタズラ顔のオオカミさん、ワインを飲んでご満悦顔?!

まさかワイナリーの羊を食べたのでは??羊とワインは合いますけどね!

・・・なんて、物語が始まりそうなイラストがユニークです。

でもここも知らなかったなあ。日本にもいろいろ面白いワイナリーが増えているんですね。

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ではいよいよ最後は、mtの本拠地でもある、岡山県から!!

ドメーヌ・テッタです。ここも大好きなワイナリー。

岡山の新見市哲多町ってところにあるんですが、広島と島根の県境にも近い、すんごい山奥です。

開梱したらパンダの像が出てきた(という設定?)で、トレードマークはパンダ。

ワイナリーの入り口にも、本当にパンダ像が置いてあるんですよ。可愛いですよね。

Tシャツやエコバッグなどのグッズも売っていて、この可愛さに思わず買ってしまう。

建物はWonderwallの片山正通氏がデザインしていて、めちゃくちゃかっこいいんです。

レストランも併設。お料理美味しかったなー。

建物の周り一面はぶどう畑で眺めも最高です。

・・・以上、長々と続いたラベル紹介でした!

(最後まで読んでくれた方どうもありがとうございます)

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さて、ついでにワインとマスキングテープの関係についてちょっとだけ話すと、

ワインバーなどでmtを使っているところ、結構多いです。

無地のmtにペンで値段とか、簡単な特徴などを書いて、ボトルの裏側にペタッと貼っています。

産地や特徴によって色分けしたりして、結構便利に使われているんですよ。

飲食の現場にもmtは欠かせません!

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47winetourism -47都道府県の自然・人間・文化を味わう旅-

d47 MUSEUM 第29回展覧会

会 期 2022年2月 4日(金) - 2022年5月 8日(日)
時 間 12:00〜20:00 ※水曜定休(祝日の場合は営業)
場 所 d47 MUSEUM(03-6427-2301)
料 金 ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)
事前申込 不要
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 MUSEUM)

https://www.hikarie8.com/d47museum/2022/01/47winetourism--47-.shtml

日本ワインのラベル鑑賞が面白くて、シリーズ第3弾になってしまいました。

(その1、その2は過去ブログをご参照下さい)

「レトロクラシック編」「ネイチャー・ナチュラル編」に続いて、

今回は「シンプル・グラフィックデザイン編」です。

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リボンのように細帯でくるんと巻かれたラベル。

茨城県のle bois d'azur。全く知らないワイナリーでした!

HPには2020年からぶどう栽培を始めた、と書かれているので、本当に新しいんですね。

興味深いワイン。ラベルもシンプルで美しい。

今後も注目のワイナリーです。

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こちらは富山県のセイズファーム

スペックだけがシンプルに書かれたラベル。古いタイピングのような文字フォントもいい。

昨年ようやく訪問しましたが、丘というより山の中腹にあって、素晴らしい眺め!!

富山湾と富山の街並み、晴れれば立山連峰をどーんと背後に見渡すことができる絶景です。

葡萄畑の脇には小屋があって可愛いヤギやニワトリもいます。

ソムリエの友人によると、年々美味しさが増している、というワイナリー。

(有料で試飲あり。レストランも併設しています。予約制)

ここでは外のベンチに座って、景色を眺めながらぼーっと過ごすのがおすすめです。

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長野県のRue de Vin

このフランスっぽい粋なラベルデザイン大好きです。

こういうシールとか欲しいなあと思ってしまう。

HPも統一されたデザインで、他のワインも全体的にすっきりとシンプルシックなラベル。

ワインはもちろん、ここのシードルもとても美味しいですよ。

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山口県のドメーヌ ピノ・リーブル(周防大島ワイナリー)。

ラベルには物語のような文章が熱く静かに語りかけ、このワインへの想いを綴っています。

家族経営でミニマルに、葡萄栽培から自分たちで手がけているそうです。

こちらも今回初めて知ったワイナリーですが、とても興味深いです。

ラベルを見ているだけで、お酒が美味しくなりそうです。

ラベルは最高の酒のつまみ、かもしれません。

さて、ワインラベルシリーズ、最後にあともう一回だけ更新します。

最終回はアート・イラスト編です。

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47winetourism -47都道府県の自然・人間・文化を味わう旅-

d47 MUSEUM 第29回展覧会

会 期 2022年2月 4日(金) - 2022年5月 8日(日)
時 間 12:00〜20:00 ※水曜定休(祝日の場合は営業)
場 所 d47 MUSEUM(03-6427-2301)
料 金 ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)
事前申込 不要
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 MUSEUM)

https://www.hikarie8.com/d47museum/2022/01/47winetourism--47-.shtml

東京・渋谷のd47MUSEUMで行われている、

日本47都道府県のワインのラベルに注目して、勝手に紹介するコーナー。

前回レトロラベル編をやりました。

ラベルを改めて分類してみると、いくつか傾向があることが分かりました。

レトロ編に続いて、今回は「ネイチャー・ナチュラル編」

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自然の風景、特にワイナリーの地元だったり、葡萄畑をイメージしたラベルデザインは結構多いなという印象。

こちらは滋賀のヒトミワイナリー

日本産の生ブドウを100%使い、濾過をしない、にごりワインがここの大きな特徴。

自然な泡があり、素材そのままが感じられる素朴でナチュラルなワインです。

爽やかな自然の風景が描かれたラベルにも、造りのポリシーが現れているように感じます。

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ブドウをそのままドーンとラベルに表示。

香川のさぬきワイナリー。1989年の創業、四国で最初のワイナリーだそうです。

さぬき市は明治時代からブドウ栽培が盛んな地域だったとか。

それでブドウを全面に出しているのでしょうか。

こちらは香川大学のオリジナル品種で造られており、渋みが少なく爽やかな味わいなんだそう。

ワイナリーは瀬戸内海を見下ろす丘の上にあり、感動のパノラマ!だそうです!!行ってみたい!!

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こんな風にラベル全体に草花模様が描かれているものも。

神戸ワイナリーです。神戸というと都会な感じもしますが、

こちらは六甲山の南西の、港を見下ろす丘の上にあるそうです。丘の上、多いですね。

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まるでウイリアムモリスのようなクラシックモダンなデザインのラベル。

島根県の奥出雲葡萄園です。

ここへは行ったことありますが、そういえばここも醸造所が丘の上にあるなー。

レストランが併設されており、窓の外はぐるりと一面葡萄畑が見渡せて、とても気持ちのいいところでした。

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ネイチャー・ナチュラル編の最後は、山の風景が描かれた、ココファームワイナリー。栃木県です。

はい、ここも行ったことあります。(どんだけワイン好きなんだよ)丘の上です。

畑は本当に転げ落ちそうな急斜面ですが、とっても気持ちいい場所。

丘の頂上まで頑張って登ると、眺めはサイコーです。(そこで飲むワインはもっとサイコー)

毎年収穫祭もやってるんですよねー(コロナで近年はオンライン開催のようですが)

ここもレストランやショップがあって、訪ねるのが本当に楽しい素敵なワイナリーです。

さて、また長くなってきましたので、その3へ続きます。

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d47 MUSEUM 第29回展覧会

会 期 2022年2月 4日(金) - 2022年5月 8日(日)
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料 金 ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)
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●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 MUSEUM)

https://www.hikarie8.com/d47museum/2022/01/47winetourism--47-.shtml

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渋谷ヒカリエの8階、d47 museumにて、こんな展示が行われていました。

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なんと、日本47都道府県のワインの紹介です。ぎゃー。

ワイン好き(酒好き)としては、鼻息荒い展示に目がキラッキラになりましたが、

ここはmtのブログですので、飲みたい気持ちはグッと堪え、

ワインのラベルデザインに焦点を当てて、ご紹介してみようと思います。

ワイン好きの方の中には、飲んだワインのラベルを記念でコレクションしている人もいますが、

ワインのラベルデザインはそれぞれ個性的で凝っていて、

グラフィックデザインとして見ても、とても面白いと思います。

日本のワインでこんなに色々な素敵ラベルがあることに驚き、楽しませてもらいました。

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まずはレトロクラシック編。

千葉で一番古い齊藤ぶどう園。1930年の創業。

ここのワイナリーには以前行ったことがありますが、アヒルを飼っていて、

葡萄畑を自由気ままに歩き回っている様子が可愛かった。ラベルもレトロでいい感じですねー。

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こちらも素敵です。現在は違うラベルですが、古いラベルが展示されていました。

岩手県の陸前高田にある神田ぶどう園です。創業は1905年!(明治38年)

HPを見ると、昔のレトロなラベル写真がいっぱい載ってるので、ご興味ある方は見てみてください。

そのままシールにしてほしい、と思うくらい、すごく可愛いです。

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こちらは鳥取県の北条ワイン。1944年創業。

鳥取といえば砂丘ですが、水はけの良さがぶどう栽培には適しているそうです。

そういえば、フランス・ボルドーの近くにも大きな砂丘があります。

ラベルにもトレードマークのように砂丘が描かれていますね。

ここも以前に行ったことあるのですが、小さな手作り感のあるワイナリーです。

鳥取にこんな美味しいワインあるんだ、と驚いた思い出。

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ワインの国、山梨県からはキザンワイン。1930園の創業です。

シンプルレトロなラベルが印象的。なんともいい感じのグラデーションカラー。

ワイン自体ももちろん美味しいのです。

他にも紹介したいものがたくさんあり過ぎるので、その2に続きます。

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プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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