マスキングテープ「mt」- masking tape -

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世田谷美術館でminä perhonen

 

世田谷美術館で開催されている「ぐ minä perhonen」へ行ってきました。

チケット売り場でふと上を見上げると、minä perhonen(以下minä に略)のテキスタイルとバッグが可愛くディスプレイされていて、早くも期待が高まります。そして振り返ると、

エントランスホールには皆川明さんの描いた絵がディスプレイされていました。大小たくさんの猫たちが、みんなでこっちを見ている絵。11月24日に本人によるライブペインティングが行われたそうです。

入り口でチケットをチェックしてもらい、長い廊下を歩いて会場へ向かうのですが、ここにもminäのテキスタイルが敷き詰められていました。そこかしこにおもてなし心を感じる、素敵なプレゼンテーション。あっという間にminäの世界に誘われます。

最初に登場する部屋は、minäのテキスタイルを一同に展示した圧巻のディスプレイ。窓の外に見える砧公園の自然の風景とも溶け合って、minäならではの独特の世界が表現されています。ここではもう単純に、色と模様、素材の魅力にどっぷり浸れる楽しさ、可愛らしさ、賑やかさ!! 今回、写真OKの場所も多く、ここで記念写真を撮っている人が多くいました。

次の部屋からは、minäのものづくりにより深く入り込み、一つ一つのテキスタイルにまつわるストーリーが語られています。ひとつの布をデザインするために、そんなきっかけが!そんな発想が!と、興味深いエピソードが綴られていて、おおお!と思わず声を上げてしまうほど、見応え、読み応えがあります。見れば見るほど知りたくなる。デザインへの思いも深まります。

これはなんと、マスキングテープがきっかけで生まれた作品だそうです。まだ工業用テープしかなかった時代に、青いテープを切り貼りして仕上げた原画から、格子模様のようなこのデザインが出来上がったそう。minäのテキスタイルはどこか人の手の温もりを感じる作品が多いと思っていましたが、こんな風に作っていたんだなあと感激でした。

ちなみにこちらは黒い布テープを細く裂いて作った作品だそうです。他にも消しゴムハンコだったり、切り絵の切りカスをランダムに散らしたものだったり、手彫りした木版画などなど、なんとも味わい深い誕生ストーリーばかりで胸熱でした。どんだけ手間をかけているのやら。

展示の一角には皆川さんと現在の社長でもある田中景子さんのアトリエを再現した部屋もあり、この小さな部屋からこれだけ多くの(1000種類以上あるそうです)デザインが生まれたのかと、感慨深いものがありました。アトリエにはマスキングテープらしきものも見かけましたよ。

次の部屋からは、実際にテキスタイルが出来上がるまでに関わっている職人さんたちの仕事の様子やインタビューなどを映像を交えながら紹介していました。minäは全国にお店があり、それなりに量産品といえばそうなんですが、実際にはものすごく手作業も多く、かなり緻密に人の手を介して製造していることがよく分かります。職人の世界では、若い人も年配の人も、いろんな年代の人たちが一緒に働いていて、若い人のひたむきな姿も、年配の方々の熟練の姿も、どちらも本当にかっこいい。自分たちの仕事に誇りを持って働いている様子が感じられました。素敵な作品たちは、このような素晴らしい人たちの力で出来上がっているのだと、感謝の気持ちが溢れます。そして日本のものづくりへの誇らしい気持ちも芽生えます。minäの展覧会は過去にも何度か観に行ってはいるのですが、今回改めて見応えたっぷりの展示でした。

ちなみにショップコーナーも盛りだくさんなので、どうぞお忘れなく。mtは大小かなりいろんな種類が販売されていました!(私もまた買いました)。展覧会オリジナルグッズの他、バッグや靴下、Tシャツ、ぬいぐるみ、水筒やお皿、手ぬぐいなどもあり、とにかく色々あって目移りします。美術館はお買い物も楽しいですよね。展示は2026年2月1日までやっているので、ぜひ訪ねてみてください。

世田谷美術館

つぐ mina perhonen

 

 

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