マスキングテープ「mt」- masking tape -

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岐阜・長良川にて

岐阜といえば、長良川の鵜飼が有名ですね。

自分も例に漏れず、もちろん鵜飼を観に行ったのですが、その乗船場のすぐ近くに、素敵なショップがありました。

「長良川デパート」です。青い暖簾が目印。ここでは、地元の工芸品や調味料・お菓子・食品、長良川をイメージしたオリジナルグッズなどを販売しています。吟味されたこだわりのセレクトで、デザインも可愛いものが多いのです。岐阜のお土産探しに一押しの場所。

覗いてみると、紙ものグッズ多いな、という印象。岐阜には、和紙界を代表する「美濃和紙」があるからでしょうか。カラフルなのし袋やステッカー、メモ帳、レターセットなど、デザイン豊富に揃っています。長良川の鵜飼をイメージした、魚や鳥のデザインも多く見かけました。そうそう、繰り返し言ってますがmtも美濃和紙でできているんですよ。

そんなわけで、いうまでもなくマスキングテープもありました。こちらは長良川デパートのオリジナルデザイン。「ミナモヨウ」というブランド名で、岐阜の自然の風景や、郡上の踊り下駄、岐阜市内でよく売られている鮎菓子などがデザインされています。岐阜のお土産に良いですね。

ちなみに、長良川デパートの隣には、岐阜の伝統工芸のひとつ「岐阜うちわ」の工房「住井冨次郎商店」があります。こちらもぜひ覗いてみて下さい。(※工房の写真撮影は基本NGです。SNSには掲載できませんので、ご注意を)

和紙の原料のひとつである「雁皮」でつくられた「水うちわ」はこの地域らしい工芸品で、水のように涼しげなうちわであることから、そう名付けられたとも言われています。薄く透き通ったような繊細な質感に、これ本当に和紙なの?と驚きます。ピカピカ光るセロファンような雰囲気もあり、これも化学的なものではなく、自然素材のニスを使って仕上げているそうです。夏に浴衣を着て、このうちわを持っていたら粋ですね。和紙の産地である美濃地方は長良川の上流にあり、原料を手に入れやすかったこと、鵜飼を観るお客さんや旅館でうちわが必要だったことなどから発展したようです。

工房の一角でうちわを購入することができます。

私は水うちわではなく、写真のものを購入しました。こちらは雁皮ではなく、「コウゾ」という素材で作られている和紙です。茶色くさっと塗られた線は柿渋だそうです。長良川にゆかりのある、松尾芭蕉の言葉が添えられていました。他に、鵜飼の様子が墨絵のようにさーっと描かれたものなどもあり、こちらも魅力的な雰囲気のうちわです。

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長良川デパート

 

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