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出雲民藝紙

前回のブログで島根へ行ったことを書きましたが、「出雲民藝紙」を伝承する紙すき工房と「安部榮四郎記念館」へも行ってきました。mtは美濃和紙の機械すきでできていますが、全国にはまだまだ和紙の工房がたくさんあり、手すきをしているところも残っています。本当に貴重な存在です。

安部榮四郎さんは子供の頃から家業の紙すきを手伝い、技を習得して、県内各地で技術指導も行っていたそうです。民藝運動の提唱者、柳宗悦が島根を訪れた時、安部さんの紙を見て「これこそ日本の紙だ!」と絶賛したとか。そこから安部さんも民藝運動に加わり、「出雲民藝紙」として全国に知れ渡るようになったそうです。1968年には国の重要無形文化財に認定されています。現在は孫の安部信一郎さんに受け継がれ、記念館が運営されています。

「安部榮四郎記念館」は紙好きにはたまらない、一度は訪ねたい場所。様々な種類の和紙や和紙作品が展示されています。

和紙は、コウゾ、ミツマタ、雁皮、などの植物から作られます。こうして見ると、同じ白でも質感は様々ですね。

昔の本の装丁、着物みたいな可愛いデザインです。

このレターセットもとても素敵です。柳宗悦がデザインし、バーナード・リーチが表題を名付けたとか。復刻版がショップで販売されていました。

他にも棟方志功の立派な襖絵など、貴重なものが展示されていますので、ぜひ行ってみてください。紙すきの工房もすぐ近くにあり、運が良ければ作業の様子を見学できます。

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安部榮四郎記念館

https://izumomingeishi.com/abeeishirou/

 

 

 

 

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