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COLUMN
コラム

平成終わりに昭和なビルへ

若い友人が北海道から東京へ出て働き始めたというので、

用事のついでに彼女の職場へ寄ってみました。

それは秋葉原にある、こんなビル。

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「東京ラジオデパート」!!!

知り合いがいなかったら、全くご縁のなかったビルです。

初めて中へ入りましたが、昭和というか、さらにディープな戦後の闇市的カオス。

こんな場所が、まだ東京にあったなんて・・・。

いやむしろ、ここは残すべき昭和遺産ではないかと・・・

専門知識のない人間には何に使うのか全く分からない、細々とした不思議な部品がどっさりと並んでいました。

電子部品、電子機器のパーツなどを販売する、小さな専門店がひしめいています。

このマニアックなビルで、私の友人は一体何をしているのかというと・・・

こちらです、ジャーン。

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なんと「明和電機」で働いているのでした。

このカオスビルの一角に明和電機のショップがあるのです。うーん、ある意味納得!グッドセンス!

店は3月30日にオープンしたばかりだそうです。

(明和電機とは、様々なナンセンスマシーンを開発し、

世界各地で展示会やライブを行っているユニークなアートユニットです)

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明和電機グッズも色々と販売。

一瞬マスキングテープかな?と思ったのですが、普通のテープでした。

メモや手ぬぐい、ソーイングセットなどまであります。

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こちらは、明和電機を代表する人気商品「おたまトーン」。

音符を立体にしたような形をしていて可愛いです。

長い棒の部分を手で触れることによって、音楽を奏でます。楽器なんです。

ちょっと間が抜けたような不思議な音が出るので、しばらくハマってしまいました。

隣には、電気や機械のしくみを使ったユニークなクリエーターの商品を紹介する「ラジオスーパー」や、

様々な企画展を行う「ラジオギャラリー」も併設されています。

あまりにプロ仕様過ぎて、行ったことのない人には、入るのにちょっと躊躇するビルですが、

他には決してない場所なので、勇気を出して入ると、なかなか面白いと思いますよ!

明和電機のほのぼのした雰囲気に癒されるので、ぜひ覗いてみてください。

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明和電機

https://www.maywadenki.com

プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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