mt masking tape

PROJECT
取り組み 2022年2月

スクリーンショット 2022-02-13 23.58.05.png

2023年2月15日、カモ井加工紙はおかげさまで創業100周年を迎えます。これから先の100年に向けて、素材と丁寧に向き合い、お客様にものづくりの楽しみをお届けし、さらにその先にいる誰かのために幸せを循環させる活動として、廃材を活かし、新たな価値を生むプロジェクト「mt next 100 project」をスタートいたします。


4F1A4541.JPG

取り組みのひとつとして、商品化を検討しているのが、「mt heta box」です。マスキングテープは「ログロール」と呼ばれる、長い巻き取り紙をカットして作られます。製造する過程で発生する両端の端材が「ヘタ」と呼ばれ、これまで大量に廃棄されてきました。形は不揃いですが、テープとして十分に使用できるため、このたびランダムに詰め合わせたものを商品化することになりました。ワークショップなどたくさんのマスキングテープを使ってものづくりをされるシーンで、有効に活用いただけたらと考えています。

7F66F161-001D-496E-95A4-B7E62D3C1BBC.JPG

こちらは2021年のmt博のために淀川テクニックさん、京都芸術大学のみなさんに「mtのヘタ」を使って制作していただいた「マスキングテープの象」。高さ約1.6m、幅3.5mの作品になりましたが、約8時間でこの量の「mtのヘタ」が生まれています。これらを大切に活かしたいと思います。


4F1A3845+.jpg

また同じく、長い巻き取り紙の半端に余ってしまう紙があり、こちらもこれまで廃棄されてきました。

カラフルなこの紙をシュレッターにかけて、ペーパークッションにし、mtオンラインショップから発送する荷物や、各販売店へ商品を納品する際の「緩衝材」として活用が始まっています。

DO01000827.JPG

DO01000821.JPG

DO01000836.JPG

DO01000824.JPG

DO01000834.JPG

0.jpg

全て手作業で手間も時間もかかりますが、これらも私たちの大切な製品から生まれるものたちです。最後まで丁寧に向き合い、またお客さまにも小さな幸せや驚きがお届けできれば幸いです。

これからもカモ井加工紙は次の100年に向けて、更なるチャレンジを続けて参ります。

マスキングテープmtを通じて出会ったさまざまなチャレンジや素敵な取り組み、また商品の開発秘話やイベントができるまでのストーリーをご紹介いたします。