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グラデーションの美しいパッケージ、中を開けると・・・バレンタインは終わりましたが、すごいチョコレートを見つけてしまいました。
美しいグラデーションカラーのシンプルなパッケージに、金の箔押し!
これを作ったのは、働く女性にも使いやすいバッグ等を多く手がけていて、
どちらかというとアパレルで知られている会社「マザーハウス」。
バングラディッシュでのバッグ作りから始まり、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念として活動する、社会貢献事業を通してご存知の方も多いかもしれません。
今やデパートでもよく見かけるブランドになりましたが、2021年2月より、食のブランドがスタート!その最初の商品が、なんとチョコレートなんです。
美しいパッケージには驚きましたが、中を開けて、またびっくり。
チョコレート本体も同じグラデーション!
もうこれ、アートです。
マザーハウスには、同じグラデーションの皮小物やストールなどがあるんですよ。
チョコレートとお揃いにもできるんです。
ネーミングも美しくて、赤は「こうよう(紅葉)」緑は「まつのゆき(松雪)」。
こんな色とりどりのグラデーションのチョコレートが、種類も豊富に揃っています。(現在は12種類)
色もフルーツやお茶など、全て自然由来のものだそうです。すごい!
チョコレートはインドネシア・スラウェシ島でカカオ豆の栽培からチョコレートの製造までを手がけている
京都のBean to Barメーカー「DARI-K(ダリケー)」とのコラボ商品。
表向きはこんな感じ。
本当に信じられないほどの美しいチョコレートでした。
そしてもちろん、味も美味しい。
インドネシア現地で搾った良質なカカオバターに、自然の果物やお茶、塩などを入れて味付けしています。
全て二つの味の組み合わせで、「紅葉」はビーツと栗、「松雪」は抹茶と煎茶でした。
マンゴー、いちご、黒胡椒、塩などなど、いろんな味があるので、
食べ比べが楽しいし、贈り物にも良さそうです。
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Little MOTHERHOUSE
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チョコレートのデザイン今年もバレンタインがやってきました。
普段は買えない珍しいチョコレートが世界中から集まり、
日本のショコラティエもこの時期だけの特別なチョコレートを作っていたりするので、
最近のバレンタインは男性にあげるというよりむしろ、
チョコレート好きな人が自分用や、同じようなチョコ友と一緒に食べるために買っていることもすごく多いように思います。
売り場には若い男性客も多くて、やっぱり自分用や、彼女・奥さんと食べるために堂々と買っています。
そして、チョコレートは美味しくいただくことはもちろんなのですが、
ビジュアルやパッケージデザインも凝っていることが多いので、それらを鑑賞することも楽しみの一つです。
色とりどりのデザインに目移りしてしまいますが、
今年特に心惹かれたチョコレートのパッケージをご紹介します。
こちらは兵庫県・三田にある「エスコヤマ」。
チョコレート好きにはおなじみ、世界的に活躍するショコラティエ小山進さんのお店です。
毎回こだわったパッケージの多いエスコヤマですが、
こちらはとてもクラフト感のある、和紙素材を思わせる箱。
「Official Tea Fukaborism」というタイトルで、小山シェフが世界中から選りすぐった様々なお茶をテーマにしたボンボンショコラが入っています。
箱も茶葉をイメージしているそうです。
ボンボンショコラも同じ茶葉のかたちでした。
東方美人、鳳凰単叢蜜蘭香、プーアール、スノージャスミン、ダージリン、加賀棒茶、の6種。
一口食べるほどにハッと目を見開き、頭の中にお茶の物語が巡っていくような、
香り高く深い味わいのショコラでした。
こちらも同じ兵庫県・養父市の「le fleuve」。
無農薬有機栽培の農園を営む父親の影響を受け、素材や地域を大切にしたショコラを作っておられます。
凛とした、素朴でシンプルなパッケージにシェフの志が感じられ、心惹かれます。
プラリネ4種のボンボンショコラを味わってみましたが、繊細な旨味と香ばしさが広がり、
いつまでも食べていたい、しみじみと味わい深いショコラでした。
そしてこちらも兵庫県、姫路市。
「井上茶寮」というお茶や茶道具のデザインなども行っているブランドが作った「カカオ羊羹」。
和洋入り混じったような雰囲気、それでいて潔いこのグラフィカルなパッケージが粋。
うーん、やはり兵庫県のお菓子のセンスは全体的にハイクオリティなのかも。
中はこんな感じです。カヌレ型の羊羹が可愛らしい!
そして味や食感も素晴らしい!羊羹のイメージが変わります。
一緒に入っているリーフレットのデザインもいいですね。
サントメ、ブラジル、マダガスカル、という産地別のカカオ羊羹が3種と、ミルク、キャラメル味のチョコレートの羊羹
2種が入っていることを記しています。
こちらは京都から。
世界のコンクールでの優勝経験も持つ「ショコラトリーヒサシ」と、「銀月サロン」という世界中の上質なお茶をテーマにしたサロンのコラボレーションで作られた、お茶とカカオのペアリングセット。
カカオ型をしたちょっと楽しい雰囲気のパッケージです。
中にはラプサンスーチョンの入ったカカオ型のチョコレートパイと、
ペアリングに最適な福建省の野生紅茶が入っていました。
野生紅茶は、ちょっと青々しさのあるフレッシュな薔薇のような芳香があり、
一緒に食べると香りのハーモニーが素晴らしい!
最後に、楽しげな雰囲気のタブレットは、鹿児島県の「kiitos」。
カカオ豆の焙煎から行なっているBean to barのチョコレートです。
ユニークな台形の形は桜島をイメージ。
kiitosを運営する会社は、知的障害者施設も運営しており、そこの方々が描いたイラストをパッケージにデザインしているそうです。
どれもカラフルでおしゃれ♬
チョコレートを作っているのも彼らであり、みんなチョコレートが大好きで、働くのが楽しいとおっしゃっていました。
素材にこだわったチョコレートはもちろん味も美味しい!
こうやってパッケージを見比べてみるのもチョコレートの楽しみの一つですね。
この時期はついつい、たくさん買ってしまうのが難点です。
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d47 MUSEUMの「祈りのデザイン展」今更ですが新年明けましたところで、東京は緊急事態宣言中で、あまり外出もままならない日々です。
たまたま用事で出かけたついでに寄ったのは、渋谷ヒカリエの8階。
d47 MUSEUMにて「祈りのデザイン展」が開催されていました。
パンフレットに書かれていた、ディレクターのナガオカケンメイさんの言葉にとても共感したので、
ここに抜粋します。
「この企画展は47の日本各地にある「どうしてか分からないけれど、心惹かれる適度に量産されているもの」を、民藝思想の中で柳宗悦が特に強調する「直観」で選び、並べてみてから、その理由を探っていくものです。
メディアやSNSなどの情報を挟まず、「なんか、いいね」というものの中でも最上級に思ったものたちを並べて眺めながら、未来のものづくりのあるべき姿を見出し、そこにこそ「デザイン」と言う呼び名をつけようと願うものです。
日本はこれから自分たちらしさに基づいた文化大国へ進んでいくと思います。それには、私たち日本人がこの国に暮らし、どういう思考でモノを作り、使うのか。その底辺が変わりつつある今にあることに、意識を集中させるべきだと思うのです。
貧困問題などを抱えながらも、まだまだモノにすがる私たち消費大国日本にとって、澄んだ心を取り戻すことこそが、私たちらしいモノづくりの第一歩になると願って。」展示品は、以前こちらのミュージアムで見たことあったなあ、というものもちらほらとあり、
やっぱり良いよねって共感したり、ああこんなのもあるのかと改めて発見があったり。
こちらは埼玉県で活動される森田千晶さんの和紙作品。
個人的にも何度も作品展を見に行っている、好きな作家さんの1人です。
とても力のこもったエネルギーある作品ですが、
森田さんはご自身で和紙の原材料(植物)を育てるところからやっています。
ご本人はとても小柄で華奢なので、どうやって作っているんだろう、とそのパワーに圧倒されます。
レースのように繊細なデザインは、他のどこにもなく、とにかく目を凝らして見続けてしまう。
従来の和紙からの新しい可能性を見出してくれています。
こちらも和紙。
1500年の歴史がある越前和紙を生み出した福井から、山次製紙所の作る雲竜紙というもの。
楮(こうぞ。和紙の原料の植物)を荒く砕くことで、太い繊維を残したものだそうで、
山次製紙所オリジナルの「双弓」(そうきゅう)という弓をイメージしたデザインだそうですが
柔らかな波紋のような反復模様に引き込まれます。
展示品の上に書かれた文にも惹かれます。
山次製紙所は、日常使いできるモダンな和紙プロダクトも多く生産しています。
高知も土佐和紙という和紙文化のある土地。
こちらはオランダ人の手すき和紙作家・ロギール・アウテンボーガルトさんの作品。
和紙の魅力に惹かれて来日し、外国人としては初めて、
伝統技能の優れた継承者として県が認定する「土佐の匠(たくみ)」に選ばれています。
こちらは岐阜、江戸時代より続く伝統的な岐阜提灯を作る浅野商店の作品。
日本を代表するインテリアデザイナー、内田繁と共同開発したPAPERMOON(ペーパームーン)シリーズです。
ところで岐阜といえば美濃和紙。こちらで使われているのもそうです。
何度も言ってますが、mtも美濃和紙なんですよー。
和紙作品がこんなに選ばれていることに驚きました。
和紙は現在、衰退産業でもあるのですが、素朴で繊細で温かみある質感、丁寧で心ある職人の手仕事など、
そこには人間本来の生き生きとしたものづくりの姿が感じられ、
これからの日本にとって本当に必要なものなのかもしれません。
そして、売店コーナーのこの展示でまたテンション上がりました。
お菓子や食品など主にお土産品に使われている包装紙、パッケージデザイン、ロゴなどなど。
芹沢銈介や棟方志功など、民藝のそうそうたる巨匠がデザインしたものがずらり並んでる!ぎゃー!!
この包装紙、売ってくれないかなー、って思っている人他にもたくさんいるはず!
今も使われているので、そのお菓子屋さんで何か買えば、包んでもらえるのだけど。
こうして一堂に見られる機会はなかなかないので、楽しめました。
一部販売しているお菓子もあります。
お出かけしづらい昨今ですが、何かの機会あればぜひご覧ください。
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d47 MUSEUM
https://www.hikarie8.com/d47museum/
「祈りのデザイン展」は2021年2月 8日(月)までです。
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ミナ ペルホネンの展示少し前に終わってしまいましたが、
青山スパイラルで行われていたミナ ペルホネンの展示へ行ってきました。
「風景の色 風景の風/ feel to see」
ミナ ペルホネンの展示は過去にも何度か見に行っているのですが、今回も素晴らしいものでした。
たくさんのテキスタイルが下がる一角。
テキスタイルは巻き上がったり下がってきたりしながら、ゆっくりと動いています。
一つ一つの柄を見る楽しみ、そして柄が重なったり動いたりする楽しみ。
シンプルな表現だけれど見応えがあり、こんなに楽しめるのかと、発見のある展示でした。
こちらは映像コーナー。
モニターにミナ ペルホネンの様々なテキスタイルが映し出されます。
風がそよいだり、鳥が飛んできたり、テキスタイルの中に登場する花や動物が動き出し、
物語のような映像が次々と現れます。
わあぁ、これ、ずっと見ていられる。
カラフルで可愛くて楽しくて、夢のような、詩のような映像・・・
ひたすら見続けてしまいました。
これら全部、実在するテキスタイルなんですよね。
洋服になったりインテリアになったりしているんですよねー。すごいなあ。
この独特な世界観に引き込まれます。
いつまで見ていても飽きない、不思議なワクワクと安らぎ。
小さなキラキラをたくさん纏ったような気持ちになりました。
こちらはアトリエで使われていたというイクラの箱。
ミナを立ち上げた頃、デザイナーの皆川さんは魚市場で働いていたそうです。
素敵な物語がたくさん詰まった展示でした。
(ショップコーナーではミナ ペルホネンのmtも販売されていましたよー)
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ミナ ペルホネン「風景の色 景色の風 / feel to see」
こちらのサイトで展示の様子や動画が見られます↓↓
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中目黒でチーズ&アートイベント11月12日より始まった「FRENCH CHEESE WALK in 中目黒×企業コラボ東京プロジェクト」。
「アート×フランス産チーズ」という新しいペアリングをテーマとした、新感覚の体験型イベントだそうです。
フランスチーズの魅力を、多種多様な切り口で知り、味わい、体験することができます。
11月23日(祝・日)まで開催!!
メイン会場であるMDP GALLERYでは、多様なアーティストによるチーズアートの展示が行われていました。
フェルトや刺繍、和紙、ガラスなど、素材も様々な作品があって面白いです。
写真の右端はハート型のチーズを表現しているようですが、近づいて見ると・・・
マスキングテープが使われていました!
まるでペイントしたような、微妙な色のグラデーションが見事です。
こちらは刺繍作品。
繊細で可愛らしいですね。
こちらはフェルト作品です。
立体的に様々な種類のチーズをリアルに表現しています。これもとても素敵!!
他にもユニークな作品がたくさんありました。
チーズ好きにはたまらない、楽しい作品ばかりで見応えがあります。
さらに、中目黒の街中にあるギャラリーやカフェなどとコラボレーションし、
各店舗にアート作品が展示されており、スタンプラリーも行われているそう。
参加者は先着でチーズ関連商品のプレゼントもあるらしいですよ。
中目黒駅前にある蔦屋書店の通路部分にはチーズの巨大3Dチョークアートが!
フォトスポットになっており、人を入れて撮影すると、面白い写真が撮れそうです。
さらに期間中は、コラボしているカフェやレストランで、フランス産チーズを使ったスペシャルメニューが楽しめます。
他にも、チーズセミナーや、チーズの試食会など、様々なイベントが開催されるそうです。
MDP GALLERYや各参加店舗でイベント情報や詳細の書かれたマップがもらえますので、
気になる方はぜひゲットしてみてください。
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フレンチチーズウォーク in 中目黒×
企業コラボ東京プロジェクト
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ねぷたの絵柄が美しいインテリアに変身青森県黒石市へやってきました。
味わい深い古い建物が建ち並ぶ通りを歩いていると、気になる店を発見。
「IRODORI(いろどり)」というお店です。
2020年8月にオープンしたばかりの、まだ新しい店。
中に入ってみると・・・
わーお!驚きました!!
なんとも美しい灯りです!!
実はこれ、青森県の代表的なお祭りである「ねぷた」に使われた絵を使ってリメイクしているのです。
こちらでは地元黒石で作られたものだけを使っているそうです。
ねぷたのカラフルで賑やかな雰囲気を残しつつ、新たな魅力ある商品に生まれ変わっています。
実際に使われた本物のねぷた絵をどどーんと出していただきました。
専門の職人によって手描きで描かれています。
これだけの大作が、祭りが終わったら捨てられてしまうなんてもったいない!!
こんな柄もありました。可愛い。
そのままタペストリーにしたいくらいですね。
この店では、ランプやうちわの手作り体験もできます。
ランプの場合、こんな風に切り取られたねぶた絵から、好きな柄を選んで組み合わせていきます。
カラフルな紙を見ているだけでワクワクします。
むむむ?
マスキングテープがたくさん切り取られていましたが、ハテ?
ランプの枠を組み立てる際に、仮止めするためのものだそうです。
マステの本来の使い方でした。
IRODORIが気になる方はインスタをチェックしてみてください。
鳩笛やこけしなど、青森のクラフト雑貨もちょこちょこ販売していて、可愛いものが色々ありました。
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IRODORI(いろどり)
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キャットストリートを歩いていたら用事があって、渋谷から表参道へ向かうキャットストリートを歩いていたら、
以前ボルダリングジムだったところがファッションブランド、アニエス・ベーのお店になっていました。
1階2階はショップで、3階はカフェ兼ギャラリーになっているそうです。
案内表示がこんな感じ。
黒いマスキングテープで文字を書いているだけ。
すごくシンプルなのに、アニエス・ベーがやると、どうしてこうお洒落なんでしょう。
3階までの階段の様子。
赤、白、黒のシンプルな色使いがアニエス・ベーっぽい。
学生時代にすごく憧れて、パリまで買いに行ったりしたほど、好きなブランドでした。
しばらくご無沙汰していたのですが、
久しぶりに来てみるとアニエス・ベーは変わらずブレていなくて、やっぱり素敵だなと改めて再確認。
階段の壁には、いろんな表情の顔がマスキングテープで描かれていました。
この絶妙な表現がアートっぽい。
3階は、ガラスの吹き抜けの天井が清々しく、とても気持ちのいい雰囲気!
現在は、セネガル出身のアーティスト Omar Victor Diop(オマー・ヴィクター・ディオプ)の作品を展示中(11月15日まで)。カラフルでお茶目でユニークで、見ていると元気が出てくるような作品でした。
今度はカフェでゆっくり過ごしてみたい、と思わせる空間でした。
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アニエス・ベー
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ヒカリエで岡山展渋谷ヒカリエの8階にあるD&Departmentで、時々開催される日本各地の展示。
D&Departmentが出版する全国の観光ガイド「d design travel」の岡山版が発売されるとのことで、
「岡山展」が開催されていました!
岡山を、その土地らしさを汲み取りつつ、デザインの視点から切り取ったユニークな展示です。
展示と同時期に出版された岡山ガイド本。
表紙の絵は絵本作家の五味太郎さんが描いた、「桃太郎」に出てくる鬼ヶ島の鬼。
五味さんは岡山出身ではないですが、岡山県内のお土産コーナーでは必ず見かける、
きびだんごのパッケージイラストを描いていることで、岡山県人にはおなじみなのでしょう。
ここでは、本の中で紹介されているものがリアルに展示されています。
大原美術館、ジーンズ、備前焼など、岡山を代表するような場所やもの、人が紹介されていますが、
そこにD&Department独自の基準、テイストがあります。
美術館の壁の一部だったり、レストランの椅子や食器だったり、店の古い看板だったり、
その場所の空気を漂わせるようなカケラを展示していることも多々あり、
なかなか貸し出しなど許してもらえなさそうな、
その場所にとっては唯一無二の大切なものの場合もあります。
毎回交渉したり、運んだり、本当に大変だっただろうなあ。
この展示にかけるスタッフの努力と熱意には心から敬意を感じます。
mtもずらーっと並べて、紹介していただいておりました!
11月30日までやっていますので、ぜひ見に行ってみてください!!
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D&Department
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渋谷で一瞬のアートイベント井の頭線の渋谷駅から、東急東横店を通ってJRの方へ行く通路を歩いていると・・・
むむむ、なんじゃこりゃ??
ものすごい落書き??
いえいえ、これ、たった3日間だけ行われた、幻のアートイベント。
渋谷の東急東横店は10月から解体工事が始まるそうで、
JR山手線玉川改札も閉鎖。できて86年という歴史ある東急東横店とJR改札への感謝の気持ちを込めて、
アートプロジェクト「#391045428 (#サンキュートーヨコシブヤ)」が、
9月23日から25日までの3日間限定で開催されました。
これから解体予定のショップのシャッターや階段、通路などを使って、様々なアーティストがペインティング。
22日の終電から始発の間に全て仕上げてお披露目となったそうです。
迫力あるペインティングがあちこちに。
立ち止まって見ている人や、写メを撮っている人もいました。
普通によく通る道でもあったので、いきなりのデコレーションにびっくりでしたが、
なくなってしまう寂しさを、渋谷らしいアートで有終の美を飾っていて、ワクワクする楽しさがありました。
後ほどメイキング映像を見ると、mtを使っているアーティストさんもいたようです(見つけられなかった!)
もう終わってしまいましたが、渋谷の粋な試みに拍手!!
ARCHIVE
- 江澤 香織
- インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/