
ててて商談会へ
日本各地のつくり手と、バイヤーやショップ、飲食店、メディアなどの“使い手”をつなぐ展示会「ててて商談会」へ行ってきました。

日本各地の工芸品、食品、生活用品、地域産品など、地域に根ざしたものづくりや、新しい価値を持つ商品が集まっているのが特徴的で、いつも楽しみな展示会です。(一般のお客さんが入って買い物できる時もあったのですが、今回は入れませんでした)。
個人的にも推しの、気になる紙ものをいくつか紹介します。
最初に立ち止まったのはこちら。

マッチ箱です。そういえば昔は喫茶店などでオリジナルのマッチ箱を置いていることがよくありましたが、今は禁煙の店が多いので、あまり見かけないですよね。使う人も減ったのではないでしょうか。箱の脇をシュッと擦れば火が付く、結構便利なツールだと思うのですが。

でも昔のマッチ箱って、デザインも凝っていて、可愛いものが多いですよね。レトロなデザインを集めている人もいたりして、今また密かな人気だそう。以前、静岡の芹沢銈介美術館に行った時、芹沢さんデザインの膨大な数のマッチ箱が展示されていて、ときめいたことがありました。手のひらに乗るほどの小さな箱という制約の中で苦心して生み出されるデザイン、その心意気にグッときます。こちらは兵庫県姫路市にある大正12年創業のマッチメーカー、日東社。今は作っているところは本当に減ってしまったそうです。

カラフルなパッケージが目を引く、LITTLE MOTHERHOUSE CHOCOLATE FACTORY。 MOTHERHOUSE(マザーハウス)は、バングラディッシュで創業した日本初のソーシャルビジネス企業で、その土地ならではの素材や職人の技術を生かして、現地で価値のあるものをつくり、販売していることが特徴です。バッグや革小物の店として、ご存知の方も多いかもしれません。チョコレートはインドネシアのカカオ農家や職人さんたちと丁寧なコミュニケーションを取りながら生まれています。
色のグラデーションも美しいパッケージは日本の四季を表現しているそうで、もえぎ、はるはな、りっか、ゆうぐれ、はくぎん、などなど、それぞれに付けたネーミングも情緒があって素敵です。見ているだけでワクワクするようなパッケージ!
チョコレート自体もすごくカラフルでユニークなのですが、全て自然由来の色彩だそうです。すごい!果実や茶葉、スパイスなどをバラエティ豊かに使っていて、味もおいしいです。

こちらは「PEACE NOTEBOOK」というブランドの素敵なデザインのノート。一見モダンな雰囲気ですが、実はノート面に使っているのは越前で作られている和紙なんだそう。日本が誇る和紙の文化を暮らしの中に身近に取り入れ、「使う伝統」として楽しんで欲しい、という思いが込められた商品です。

ノート自体のつくりにもこだわっていて、まっすぐ平面に開けるようになっており、メモのようにページを綺麗に切り離すこともできます。ブランド名の由来は「平」に開ける「和」紙のノートだから、PEACEなんだそう。職人の手で製本されているため、ひとつひとつ仕上がりも微妙に違うんだとか。とても手の込んだノートです。
書き味もとても良いですが、和紙独特の紙の質感が心地よく、書いてしまうのがもったいない感じも。ノートとして書くだけじゃなく、茶道に使う懐紙みたいにお菓子を乗せたり、小さなもののラッピングなどにも良さそうな感じでした。mtとも相性の良さそうなノートです。
ててて商談会に出展しているメーカーは、どこも小規模ながらものづくりへの真摯な志があり、その背景には深いストーリーがあったりして、毎回作り手さんの話を聞くのが楽しみです。全部は紹介し切れませんが、今回も良い商品にたくさん出合えました。どんな商品が出展していたかはHPに掲載されているので、ご興味ある方はぜひ見てみてください。

