mt STYLE 2026 展示会 その2「粘着」

前回書ききれなかった、mtSTYLE2026展示会の続編です。

今回の展示にはこんな部屋がありました。「粘着研究室」。興味深いタイトルです。mtを製造するカモ井加工紙は、もともとハエ取り紙や養生テープを作る会社でした(今も製造しています)。長年、粘着のりの研究をしてきたプロフェッショナルなのです。

こちらは粘着力の違いがわかる装置です。並んだ4つの紙は全部、用途によって粘着力が違う!奥は普通のmt、もう一つは何か忘れてしまったのだけど違う種類のmt、そして壁紙用のmt CASA、一番手前はハエトリ紙。手で触ってみるだけで、それぞれの違いがよく分かります。mtは貼って剥がすこともできるようにさらっとした手触りなのですが、ハエトリ紙は虫をしっかりキャッチするため粘りが強いです。パチンコ玉を転がすと、粘着の力によって途中で止まる箇所が違います。実際に体感できるのが面白いですね。カモ井さんののりの開発技術に改めて驚きます。

こちらは水に強いテープの実験。ふきんを水の中に入れてもテープは剥がれません。これも粘着技術の凄さ!子供の体育着などにも使えそう。

こちらは虫の多いシーズンに必須のアイテム!なんとカメムシを捕まえるための便利グッズです。よく田舎の旅館などに行くと、時々カメムシが大量発生していることがあり、各部屋にガムテープが装備されていたりしますが・・・。このカメムシキャッチャーは、その進化系。手袋のようにはめることができ、大きい粘着テープが付いているので、虫に直接触らずにしっかり捕獲し、そのままテープで包んで捨てることができます。

こちらはキッチンやバスなど水まわりに便利な「カビ汚れ防止テープ」。カビやぬめりなどを防いで、掃除を楽にしてくれます。実用的なテープもいろんな種類を作っているんですね。

粘着ばかり見てしまいましたが、紙側の技術も少し。金の数字のものや、高輝度のキラキラなテープは金属粉末をインク化しているそうで、かなり高度な技術のようです。左上のミナペルホネンとコラボした水色のテープも、半透明のベースにエンボスで模様が入っており、不思議な質感です。実は特殊な紙のmtも色々あることがわかります。

こちらなどはもう、芸術作品ですね。模様自体も細かい上に、レースのように複雑に切り抜かれています。この加工技術もかなり特殊。もったいなくてなかなか使えないけど、ここぞという時に使いたい!

展示はさらにもう一つ部屋があり、現在開発中のものなど、新たな取り組みを紹介するコーナーがありました。またまた長くなってしまったので、「新アイデア編」としてもう一回だけ続きます。

 

 

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