手紙社さんの作った新しい本、「かわいい印刷」です。
ショップカードやDMなど、もらったら捨てられなくなってしまうような、かわいいものってありますよね。
そのまま家に飾っておきたくなる、凝ったデザインのものも多いです。
この本では、そんなセンスよい印刷物の紹介がたっぷり。自分で作るときのアイディアのヒントにもなります。専門的な印刷用語解説や、巻末には実際に印刷を頼める場所の一覧も載っていて便利です。アートブックとして、見ているだけでも楽しめます。
ちなみにマスキングテープも紙仲間(?)として、ページデザインにひっそり使われています。
かわいい印刷 PIE BOOKS
著者 手紙社 定価1,890円
http://www.piebooks.com/search/detail.php?ID=1241
ワールドカップも終わってしまい、すっかり夏休みモードですね。
ちょっと淋しいですが、日本選手の今後の活躍も楽しみです。
といいつつも、サッカーの余韻からまだまだ抜けきれず、先日もテレビでゴールシーンのダイジェスト版を見ていたら、
むむ!この左端。
マスキングテープ?!
各選手ごとに色を変えて、こんな風に表示されていました。
最近、テレビや紙媒体などで、こういうデザインすごく増えたなー、と思います。
今回は、紙とコラージュ、というキーワードで京都のユニークなギャラリーをご紹介します。
ギャラリーがあるのは二条城の近く。しかもなんと工場の中にあり、作業着のおじさんたちが金属加工など行っている脇を通り抜けて、外階段を最上階まで上がります。
ギャラリー モーネンスコンピスのオーナー、井上 由季子さんはグラフィック工芸家であり、著書も多数。ギャラリー内には井上さんの実験とも思える作品が、まるで落書きのように自由にあちこち散りばめられているのですが、肩の力を抜いたさり気ないディスプレイなのに、思いがけないアイディアいっぱいで新鮮な驚きがあります。
例えばこれはトレーシングペーパーを洗濯しちゃってる!水で濡らしてヨレヨレになった紙の質感が、よい味わいを出しています。バインダーなどの補強に使う丸シールをペタペタ貼って、グラフィカルな模様にしちゃうのも面白い。
そしてこのギャラリー、トイレがすごいのです。
壁一面にタイルのようにいろんな紙が貼ってあるのですが、これらは様々なボール紙の裏側部分!靴箱だったりお菓子の箱だったり、表面はかわいくない箱の裏が意外と美しいってことも多いそう。普通は開けたら捨ててしまいがちな紙箱ですが、裏側の素材感が面白い、と気づいた井上さんは、サンプル的に採取し、ずらっと並べてみたそうです。
紙にはひとつひとつ、何の裏なのか説明書きがされています。「バウムクーヘン」とか書いてあってかわいいですね。しかしボール紙の裏ってこんなにバラエティに富んでいたのかと、改めて驚かされます。
さらに素敵だったのが、このトイレットペーパーの収納!丸がキリッと整列すると、まるでオブジェのようで新鮮。もはや立派なアートです。ちょっとしたひと工夫で生活が楽しくなる、いろんなアイディアが見つかる楽しいギャラリーです。
ギャラリー モーネンスコンピス
http://www.maane-moon.com/
東京ミッドタウンとアクシスギャラリーの2ヶ所で開催されていた「世界を変えるデザイン展」。
主に発展途上の国々へ向けて、様々な問題を解決する手段としてのデザイン、その具体的プロダクトやプロジェクトが約80点ほど紹介されていました。
例えばアフリカでは衛生的な水が切実に必要で、水を貯める道具、運ぶ道具、きれいに消毒するための道具などが展示されていました。それらは使う人にとって便利なアイディアや工夫を盛り込んだプロダクトたちで、簡単に組み立てられたり、字を読めない人にも理解できるものだったり、その国で現実的に暮らす人々へのできる限りの配慮がなされています。

上の写真は水を運ぶ道具。元々水がめを頭に乗せて、何十キロもの道のりを歩いて運んでいた人々が、これを使うことによって、よりたくさんの水を簡単に運べるようになります。頭に乗せると首や腰を痛めやすいそうですが、これならそんなこともありません。デザインというと、なんとなく”見た目のカッコよさ”と捉えてしまいがちですが、それだけではなく、必要とする人々がどれだけ気持ちよく快適に使えるかどうか、に重点が置かれています。
テープつながりで、こんなプロダクトもありました。サッカーは今や世界共通のスポーツ(今ワールドカップも盛り上がってますね!)。しかしアフリカなどでは、ボールを買えない子供達は、布などいらなくなったものを丸めて紐でグルグル巻いたものを、ボール変わりにして遊んでいます。そこで、スペインのデザイナー、マルティ・ギセのデザインしたテープ!そこらにあるものを丸めてぐるぐるテープを巻きつけると・・・なんと、サッカーボールになります。
先進国におけるデザインは、世界総人口のほんの10%に過ぎない、という解説文はかなりショッキングでした。展示は終了してしまいましたが、今後のアクションはこれからも続いていきます。
世界を変えるデザイン展
http://exhibition.bop-design.com/
※展示は終了しましたが、情報が掲載されています。
有楽町マルイにて、MIXTURE for NEXTIDE Vol.2というイベントが開催されています(6月24日(木)まで)。
「ピープル・デザイン」をテーマにコンセプトショップも出現。売り上げの一部は、視覚障害者の方に映画を”観て”楽しんでもらう為の音声ガイダンス製作費に充てられるそうです。19日(土)には、盲導犬歩行体験のイベントも開催されます。
「ピープル・デザイン」とは、ハンディを可能性と捉え、そこから新しい歓びを生み、人を動かす力となるデザイン。
「第3者に対する配慮/共存/共生への気づきがある」
「ハンディを解決する機能がある」
「ファッションデザインとして洗練されている」
のうち2つ以上を満たすものをセレクトし、販売しています。
(上記写真は「no quiet(http://www.noquiet.jp/)」というブランド。取っ手を様々な素材に変えられるマグカップや、形が斜めになって飲みやすいグラスなどユニークなプロダクトを展開しています。)
MTもちょっこしご協力。「おこころテープ」を販売しています。日本人らしい、控えめながら心のこもった言葉「つまらないものですが」と日の丸が描かれたテープです。
NEXTIDEVOLUTION
http://www.nextide.net/