mt masking tape

COLUMN
コラム

お茶の包み紙

新茶の季節ですね。

お茶といえば静岡。

沼津に行った時、お茶屋さんで新茶を買いました。

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こんな包み紙。

静岡といえば芹沢銈介という有名な染織工芸家がおりましたが、

なんだかちょっとそんな雰囲気をも彷彿とさせるデザインです。

包装紙のデザイン賞を受賞したこともあるそうです。

オレンジ色は"みかん"をイメージしているとか。静岡らしいですね。

創業からのレトロな雰囲気の包装紙は今も人気だそうで、

若い女性に、この包装紙が好き、と言われることも多いそうです。

色も模様も素朴で親しみが湧きます。なかなか捨てられません。

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お店はこんな感じのところです。

沼津の繁華街を過ぎた外れにちょこんと建っています。

地味な雰囲気の外観ですが、

作家の向田邦子さんもここのお茶が大好きだったそうで、

「うの抽斗』(向田さんが"うまいもの"の切り抜きを集めた引き出し)に

入っており、頻繁に注文されていたそうですよ。

葉っぱだけで食べてもおいしい、

若々しいうまみのぎゅっと詰まった新茶でした。

丸城茶舗

プロフィール

江澤 香織
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーライター、コーディネーターとして活動。All Aboutにて雑貨ガイド担当。
http://allabout.co.jp/living/zakka/
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